概略調査

概略調査は、一連の地盤調査のうちの初期段階に実施されるもので、次の段階に実施される詳細調査のための基礎資料を得ることを目的とします。

既存資料調査

既存資料調査は、概略調査の全体やその後に行う詳細調査を効果的・効率的に進めるために、対象箇所やその付近の既存の地形情報・地盤情報・環境情報などを収集、整理するものである。

地形調査

地形調査は、地盤調査の計画・立案のために必要な、地表面またはj海底面の形状を把握する作業であり、調査手法として、デジタルカメラ、合成開口レーダ、レーザスキャナ、衛生画像の利用などの技術に基づくものがある。

地表地質踏査

地表地質踏査は、地表に露出している地質を観察し、さらに層理面や割れ目の走向傾斜などを計測して、その結果を総合的に判断することで、地質や地盤の工学的な性質を明らかにする。

岩盤の工学的評価のための調査

岩盤の工学的評価のための調査は、岩盤の露頭を対象として行う調査・試験の結果から、岩盤分類・岩盤区分を行うことで、建設対象となる岩盤の工学的評価を行うための調査である。評価にあたっては、「岩盤の工学的分類体系」などが用いられる。