孔内載荷試験は、ボーリング孔壁面を一様な圧力で載荷することで、地盤の変形係数、降伏圧力、極限圧力を求めるものである。ボーリング孔壁面が滑らかでかつ自立する地盤が対象となる。

平板載荷試験は、載荷面に加える荷重と変位量の関係から、地盤の支持特性や変形特性を求めるものである。載荷面は直径30㎝以上の平滑な鋼製の円形剛板が用いられる。載荷荷重は、地盤条件や確認したい最大荷重の大きさから決められ、載荷パターンは5～8の段階載荷または所定の荷重段階を3～5回程度繰り返す段階式繰返し載荷が用いられる。

動的載荷試験（ＦＷＤ）は、重錘を地盤等に自由落下させて生じた地盤のたわみや衝撃時の加速度などを測定して、地盤の締固め状態や支持力などの地盤の剛性の評価を行うものである。地盤調査では、小型FWDがよく用いられており、人力またはキャリアでの持ち運びが可能で、反力装置が不要なため、簡便に地盤評価が行える。