土を科学する 室内試験

地盤を工学的に判定する場合、地盤の層序構成、形成履歴等を把握することが重要であると同時に、地盤の物理的性質、力学的特性ならびに変形特性等を知ることも極めて重要です。
土質試験・岩石試験等はこれらの工学的諸定数を知るために実施するものです。
現場から当社地盤工学研究室内の試験室に現地情報を正確かつスムーズに伝達し、よりスピードアップした室内試験を実施します。また、試験目的や試験対象物に応じた試験・分析を実施します。

地盤の工学的分類

「地盤材料」を調査・設計・施工の各場面で工学的に利用ために分類します。

物理試験

物理試験は、地盤材料の、材質、粒度組成、コンシステンシー限界、含水比、水分特性、密度特性などを求める試験です。試験の実施方法は、JIS(日本工業規格)やJGS(地盤工学会基準)に定められた方法で実施さ...

化学試験

化学試験は、土の物理的性質や力学的性質と密接に関連する、土の化学的性質を把握するための試験です。近年では、その結果が地盤環境調査や環境修復等に関する調査・設計において活用されています。...

透水試験・圧密試験

土の骨格と間隙水の相対移動を扱う試験として、透水試験、圧密試験があります。透水試験は、土骨格内を移動する間隙水の移動のし易さを求めるもので、圧密試験は間隙水の移動(しぼり出し)に伴う土骨格の圧縮特性を...

変形・強度試験

変形・強度試験は、試験の結果から得られる強度特性や変形係数を用いて地盤、斜面、土構造物の安定性を予測したり、変形解析に利用します。得られる定数としては、様々な条件でのせん断強さ、地盤の液状化強度、繰り...

安定化試験

安定化試験は、「盛土の建設に関わる土の安定化」「建設時に発生する建設発生土の適切な処分・処理」「路床・路盤の構築に関わる品質確保」「土と化学的安定材の撹拌混合時の効果の評価・確認」「薬液注入工法の注入...

地盤汚染調査に関わる化学分析試験

2003年2月に施工された「土壌汚染対策法」に基づく、汚染の有無の判断基準として、土壌溶出量基準と土壌含有量基準が設定され、これら基準に対しての確認を行うための化学分析試験を行います。...

研究開発等に関わる土質試験

各種研究開発等に関わる土質試験の受託も実施可能です。弊社試験室(地盤工学研究所)にて、随時ご相談を受け付け致しておりますので、まずはご相談ください。...