地すべり調査・解析

地すべりは、斜面の一部または全体が、地下水の影響・重力による影響によってゆっくりと斜面下方に移動する現象を指します。その、「予知のための調査・解析」、「対策のための調査・解析」、「対策工の検討」を行っていきます。

予知のための調査(現地踏査、変動計測調査、土質・地形調査、安定解析)

地すべりの分布・規模・活動を予知するために、地形図・空中写真・過去の履歴・現地踏査・変動計測調査を行う。また、新たに道路などを施工した場合の地すべり安全率の変化を、土質・地質調査、地下水調査、安定解析によって予測する。

対策工のための調査(現地踏査、地形調査、地下水調査、土質調査、対策工安定解析)

地すべりの予測調査・解析により、対策が必要となった場合に、現地踏査、地形調査、地下水調査、土質・地質調査等を実施する。

対策工の検討(工法比較、工法選定

地すべりの対策工は、大きく「抑制工」と「抑止工」に区分され、抑制工は地下水の状態などを変化させることで、地すべりの活動を停止または緩和させ、抑止工は構造物による抑止効果によって活動の一部またはすべてを停止させるものであり、当該地の状態等を勘案し適切な対策を提案する。